日曜日, 4月 16, 2006

手術

結局あっちゃんは手術する事になりました。頭の中にハトの卵ぐらいの大きさで、中身が液体の袋状の物が脳幹や小脳に癒着したものがありました。これを充分に切り裂いて二度と袋状にならないようにする手術です。

この手術は決して難しい手術ではないのですが、脳幹に癒着しているために、この脳幹を少しでも傷つけると命にかかわることになります。脳幹は脳の中でも生命をつかさどる大切な部分です。お医者さんから説明を受けたときに、ペースメーカーを心臓に入れる話があったのですが、私は気が付かなかったのですが、嫁さんが、顔色を変えたのが判りました。

嫁さんは医療現場で働いているので、ペースメーカーを入れる事の意味を直ぐに悟ったのでした。脳幹などに少しでもダメージがあった場合心臓が止まったりする事があるそうです。それで心臓に電気を流してショックをあたえて、心臓を再生するらしいです。手術の時間は5時間ぐらいだそうです。でも実際には8時間ぐらいかかりました。

このときの入院生活はあっちゃんにとって、とても辛かったみたいです。当時あっちゃんは3歳ですが、言葉を話すことが出来ませんでしたが、この時に覚えた言葉が「いや」です。入院中しょっちゅう「いやや、いやや」と言っていました。この言葉はあっちゃんが一番ハッキリと言える言葉です。

病院でのあっちゃんを見るのは、辛いものがありました。頭を切り刻まれたり注射を打たれたり、痛い思いをするだけでなく、沢山の看護士さんやお医者さんが声を掛けます。少しうつらうつらとしたと思ったら、誰かが「あっちゃん」と声を掛けます。これは必要なことではあるのですが、もう少しゆっくりさせてやりたいと思いました。

でも、頑張った甲斐があって、その後あっちゃんが元気に回復して無事退院する事ができました。しかし、知能が改善する事はありませんでした。ただ手術後は大きなテンカンの発作はなくなりました。でもテンカンを抑える薬は現在も飲ませています。