火曜日, 4月 18, 2006

虫歯

頭を手術してからのあっちゃんは、大きな病気をすることなく健康に育っていきました。学校も休むことなく元気に、そしてとても嬉しそうにスクールバスに乗っていきます。食事もほとんど好き嫌いなく食べてくれます。特におやつのプリンは大好きです。

ある日学校の歯の検診で小さな虫歯があるので、治療してくださいと言われました。嫁さんが駅前の歯医者さんに行って治療をしたらしいので、私もそれで安心していました。

ところが、その歯医者の治療後しばらくしてからどうもあっちゃんの食欲が無いのです。顔をよく見ると片方がどうも腫れている感じです。それでおかしいと思った私はあっちゃんの口の中を覗き込んだら、奥の歯が大きな虫歯になっていました。

前回駅前の歯医者で治療した処です。なんとその歯に大きな穴が空いていて、そこから血が流れているではないですか!!これはそうとう痛いはずです。あっちゃん「痛いって言えよ!!」と言ってもあっちゃんはしゃべれません。

どうも駅前の歯医者が中途半端な治療をしたためにかえって、悪い状態になったようです。知能に障害がある子なので、医者の思うようにじっとしていないために、この医者が面倒に思ったのでしょう。中途半端に削ってそのままにしてあったので、かえって大きな虫歯になってしまいました。

結局違う歯医者さんに治療して頂いたのですが、その歯医者さんもイライラしていたみたいです。でもその歯医者さんは責任感がある人でしたので、ちゃんと治療してくれました。その後あっちゃんは、元気になって食欲も元に戻りました。

このことから、私たちはあっちゃんは言葉が話せないのだから、調子が悪いとか、痛いとか、訴える事が出来ない事を思い知らされました。それからの私はあっちゃんの様子に神経を尖らすようになりました。

でも、そんな私の心配をよそにあっちゃんは今日も元気にスクールバスに乗っていきました。帰りのバスを私が迎えに行きますと、あっちゃんは嬉しそうに転がるように降りてきます。それで私とあっちゃんはお手手をつないで仲良く家に帰ります。